名もないある日のこと 僕らとよく似た目の
獣がここに出たらしい
誰かのすぐ隣で 静かに牙を立てる
悲壮なありばい辿って

あいつをつるせ そいつをつるせ
要予定調和で 誰かが笑う
いつから僕と目を合わせずにいたのだろう
君の言葉は信じていたいのに

(どうしてこんなことに)
(まだ終わらないのかよ)
(こんな所じゃ)
(死ねない!)

疑い戸惑い 闇の間の
明けない知らせ 鐘は鳴る
占う先の燈を叩いた 何時は人狼なりや?
信頼背信 駆け違い
夢の狭間 恐ろしい夜が来て
罪弾き合っていくんだ
ポツリ零す君は黒?

名もないある日のこと 空腹を満たしましょう
ああ足りない足りない感触
信じてくれるのなら最後に食べてあげよう
身体も心も君ごと

儚いことよ 人の心は
いとも簡単に壊れてしまう
あの日に偽物だと言い聞かせた心だ
そんな瞳で見つめないでよ

(信じてたのに!)
(僕じゃない!)
(さあね)
(飛び越えてんじゃねえ!)
(時間だ)

完全犯罪 夢のその
例え神に染むいても
止まらぬ欲気が蠢く 何時は人狼なりや?
赤い口が疼くのは
愛しい君の声が聞こえたから
理由などあってないものさ
ただ呟く僕は白

殺人が起きたのは まふまふの家だったな
じゃあまふがやったってこと?
ちょっと待ってよ! 僕じゃない!
じゃあ誰だってんだよ!
知らないよ!
ううんでも俺とまふにはありばいがあるからな
そうだよ! 昨日はさかたと一緒にいた!
そういうそらるさんだって第一発見者ですよね
じゃあカミングアウトをするよ
俺は占い師でウラタくんを占った。結果は白だった
なるほど俺からすればそらるさんは味方か
適当に苦しまぎれに言っただけかもしれないじゃん!
確かに怪しい!
そう言えば君もありばいないよな
ソッカーじゃあ君も怪しいねえ
じゃあ悪いけど
君で決まりかな

どれだけ君を信じてみても
冷える背筋と合わぬ辻優
意地悪いシナリオだろう 鳥籠に残された
ここには救いは花からないのに

疑い戸惑い 闇の間の
明けない知らせ 鐘は鳴る
占う先の燈を叩いた 何時は人狼なりや?
昨夜月も寝静まる
頃に君は耳を早していた
罪弾き合っていくんだ
ポツリ零す笑みを背に 僕が黒

Composição: