かすかなひかりによびさまされて
はかないゆめのきおくときえそうなこえ
とおざかるかこのざわめきは
いまではみえないあのけしきをうつしだしてゆく
そばでわらう...きみがいる
そう...まるできのうのことのようにおぼえているよ
だれよりもふかくぼくにふれたそのまなざしを
わかちあうことのよろこびも
きせきのようなあのであいも
ふたりのおもかげさえもおきざりにしてきえてゆく
うすれてゆくきおくのなかで
もういちどだけだきしめたくて
せつないくらいさけびつづけるきみのなを
こえがなくなるまで
うつむいてふるえるきみを
このうででだきしめたくて
このせかいのだれよりもきみを
まもりたいときずいたから
もうすこしでぼくはきえるけど
それでもきみだけははなしたくはない
せつないくらいきみにつつまれたあのひびを
ぼくはわすれない