Ai No Naka e

Oda Kazumasa

なんのまよいもなく あなたをえらんで
ふりかえらず このみちを
はてるまで あるいてゆくよ

だれにもにていない あなたはあなたで
だからぼくはあなたのこと
かけがえのないひとだとおもう

きかせて あなたのこえを
だかせて あなたのからだを
こころがことばをこえて
あいのなかへつれてゆくよ

ぼくらをのせたふねは かぜとあらしと
ひのひかりとやみをぬけて
きせつのなかをながれてゆく

きかせて あなたのこえを
だかせて あなたのからだを
こころがことばをこえて
あいのなかへつれてゆくよ

ねえ どうしてうつむいてるの
つめたいかぜにふるえているみたい

きかせて あなたのこえを
だかせて あなたのからだを
あなたがすべてをこえて
いまぼくのめのまえにいる