真夜中にひとりきり冷蔵庫を開けて
窓開けて虫の声を聞いて
スプーンに乗せたアイスがゆっくりと溶けてゆく
それを見つめてたら胸がキュンとした

いつからあたしはあたしを作ったんだろう
冷蔵庫の扉を閉じる勇気もない
不安な気持ちがひとすじ胸ん中を巡る
変わり果てのないこの日々を傷つけよう

窓の隙間に見上げた黄色い満月は
あたしに気づかないふりして雲に隠れて
君がそこにいるんならあたしは歩けるわ
かぼそくこもれる光、あたしを照らしてくれって

叫んだとしていつも願ったとして
いつか不安定な距離も飛び越えてこうよ
ひとつのため息も残さないであたしという輝きを放つ

真夜中の月が優しい
献奏のホテリを静かに静かに醒ましてくれるのは君
取り出すアイスをそっと唇に当てて
ゆっくり冷蔵庫の扉を閉めよう

語りかけた三日月は一団と沈んで
当たり前のように今日も笑ってくれた
閉じかけた窓から覗いた光の粒が
少しだけ注意したあたしを包んでくれる

透心度となって今日に見合う距離を知って
いつか出会う優柔なあたしも越えてこうよ
Yes, noと知った二つの世界に連れて行こう月と冷蔵庫

今、叫んだとしていつも願ったとして
いつか不安定な距離も飛び越えてこうよ
いくつもの弱さも見捨てないで連れて行こう月と冷蔵庫

今、叫んだとしていつも願ったとして
いつか不安定な距離も飛び越えてこうよ
いくつもの弱さも見捨てないで連れて行こう月と冷蔵庫

連れて行こう月と冷蔵庫

Composição: